鹿屋市在住外国人の声

鹿屋市ALTのミリッツァ直撃インタビュー!!

まず名前・出身地・そして現在何処の学校で教えているか教えて下さい。

ミリッツァです。みんなさんには「ミル」や「ミルちゃん」と呼ばれています。
ニュージーランドのオークランドから来ました。
今は高校(鹿屋女子高)と4つの小学校(西原、西原台、田崎、南)で教えています。

大学の専攻を教えて下さい。

専攻はマーケティングで、副専攻はイタリア語でした。

海外に住むのは初めてですか?

いいえ、実は私、旧ユーゴスラビアで生まれて11歳の時にニュージーランドに移民してきました。一年間ぐらいイタリアにも住んだことがあります。

鹿屋の印象を教えて下さい。

最初着いた時は結構びっくりして、どうとらえれば良いか正直分からなかったんです。空港から鹿屋に向かう途中、森しかなくて「私は一体どこに向かっているんだろう?」と思いました。しかも、その時日本語は一切喋れなかったので、友達を作ることができるのか、ちゃんとやっていけるのか少し不安でした。

しかし、この文化にしっかり溶け込んで、積極的に活動をしようと決心しました。日本語はまだ上手くありませんが、現在鹿屋の人や文化と交流しています。鹿屋は凄く綺麗な所なので自分はラッキーだなと思っています。

鹿屋に来て、特にびっくりしたことはありますか?

特になかったですが、慣れないといけないことが沢山あって…例えば、見た目が日本人と違うので、自分のことが周りの人に知られていたり、いつもどこか見かけられたり…ニュージーランドではそんなことないんですけどね…

ニュージーランドで一番恋しいものはなんですか?

自分の家族、慣れ親しいんだニュージーランドの文化、友達、そして普通にニュージーランド人とコミュニケーションをとることですね。

鹿屋に来てから、和太鼓を習っていますよね?それについてちょっと教えて下さい。

今丁度一曲を完璧にできるようになりました。それでも7ヶ月かかりました。でも、和太鼓を叩くことが大好きで、とてもフレンドリーで、太鼓の才能を持っている忍耐強い先生のみなさんと一緒に練習が出来て嬉しいです。祭りなどで演奏をしたくて、たまらないです。

日本にいる間、他に勉強したいことはありますか?

それはもちろん日本語ですね。話すこと、読むこと、コミュニケーションをとること。でも、努力と忍耐力が必要ですね。少しずつ勉強しています。

ミルさんは3ヶ国語喋れるんですよね?日本語の勉強はどうですか?

さっき言ったように結構難しいですね。私が喋れる3ヶ国語(英語、イタリア語、セルボクロアチア語)とは全然ちがいますからね…でも、勉強したら、勉強するほど言葉の裏にいろんな意味が込められている気がします。上手くなるには忍耐力が必要ですね。

鹿屋で一番好きな場所を教えて下さい。

私はカフェの文化や友達と一緒に外食とかお茶したり、そしてライブが好きなんですよ。なので、寿にあるカフェ「樹里」と「Gokken‘sバー」が大好きです。毎月の第4の木曜日にGokken‘sでは懐かしい曲のライブがあります。

日本の食べ物はどう思いますか?

大好き!好きすぎるかも知れません。鹿屋に来てから5kgも太ったんですよ。日本のお菓子がたまらないです。

この間、日本における男女平等のことについて、面白い話をしましたよね?今までの経験についてちょっと教えてくれませんか?

外国人になると「外」から観察することや、異なった視点を持ちやすくなりますよね。日本はまだ伝統的な社会ですね…特に女性の役割に対して。また、日本人が考える一般的な女性らしい態度は、欧米ではそんなに一般的なことではないかも知れません。ニュージーランドは世界一女性に選挙権を早く与えた国でもあります。1997~2008年には二人の女性の総理大臣が国を治めていました。また、ニュージーランドでは女性の有名な企業家や事業家がたくさんいます。彼女達が持つ責任は小さいものではありません。日本ではそういう女性はあまり見たことないですね。ほとんどの女性はオフィスでもお茶を出したり、電話受付が主な仕事という印象をうけます。

ネイサンの感想

今までのALTの中でも、ミルちゃんは最も活発的なALTで、いつも鹿屋のみんなと交流したり、あちこちで旅行したり、日本の事や日本の文化を知ろうとしたり、いろんなこと挑戦しています。また鹿屋で、「インタナショナルチャリティーナイト」をやろうというアイディアを考え出したのは彼女でしたし、そのおかげで地震の被災者のために寄付を集めながら、国際交流員として、鹿屋に来てから最も楽しくて、成功したイベントが出来たと思います。